子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
桜木さんの厳しい視線に躊躇していると柊也さんが私を手を引っ張る。
「ほら、行くぞ…凛香」
「あ、はい…」
彼に手を引かれ、半分強引に歩かされて中へと突き進む。
私達が住んでいる部屋と同じ重厚感溢れるアーチ形の扉が幾つもあった。
飾られている調度品も豪華で、目を惹く。
エレベーターホールが見えて来た。
「一番の上の部屋だ…」
「へぇー…」
更に最上階の続くエレベーターで上がって行った。
硝子張りのエレベーター。
外は雨。秋雨前線と北上する台風の影響で朝から雨が降っていた。
きっと晴れ渡った時は美しい東京湾が一望出来て、地平線の彼方まで見える。
「まぁー・・・今日は雨で何も見えないな…」
「見えませんね…」
二人で硝子越しにどんよりをした雲がかかり、雨の降りしきる外を残念そうに見つめた。
「ほら、行くぞ…凛香」
「あ、はい…」
彼に手を引かれ、半分強引に歩かされて中へと突き進む。
私達が住んでいる部屋と同じ重厚感溢れるアーチ形の扉が幾つもあった。
飾られている調度品も豪華で、目を惹く。
エレベーターホールが見えて来た。
「一番の上の部屋だ…」
「へぇー…」
更に最上階の続くエレベーターで上がって行った。
硝子張りのエレベーター。
外は雨。秋雨前線と北上する台風の影響で朝から雨が降っていた。
きっと晴れ渡った時は美しい東京湾が一望出来て、地平線の彼方まで見える。
「まぁー・・・今日は雨で何も見えないな…」
「見えませんね…」
二人で硝子越しにどんよりをした雲がかかり、雨の降りしきる外を残念そうに見つめた。