子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
夜の帳が下り、当ホテルの一番広い二階の宴会会場「天空の間」で吉良CEO主催のパーティーが催されるとあって、準備に追われていた。
この時ばかりは宴会課の社員総出で、他の『ヘブンスホテル』からも応援の社員たちが駆け付けた。
普段の宴会や披露宴なら、配膳会社からのスポットと呼ばれる学生アルバイトの人達が配膳に当たるけど、今夜は少しのミスも許されないホテルの威信のかかったパーティー。
アルバイトの配膳係は一切居なかった。
ホテルの選りすぐりの正社員の配膳係が集められていた。
私と玲也はドレスアップして、控室で柊也さんと落ち合った。
「カッコいいぞ。玲也」
「うん。きょうはパパのだいじなパーティーだって、ママ言ったから・・・僕もおしゃれしたんだ」
「そうか…今夜は頼んだぞ…少し年上だけど…お前にまたおともだちができそうだ」
「本当に?」
「名前は確か…駿介君だったかな…仲良くしてやれよ」
「うん」
子供用の燕尾服に蝶ネクタイを結んだ姿の玲也。
パパの柊也さんに褒められ、その上新しい友達に会えると言われ、嬉しそうに笑った。
この時ばかりは宴会課の社員総出で、他の『ヘブンスホテル』からも応援の社員たちが駆け付けた。
普段の宴会や披露宴なら、配膳会社からのスポットと呼ばれる学生アルバイトの人達が配膳に当たるけど、今夜は少しのミスも許されないホテルの威信のかかったパーティー。
アルバイトの配膳係は一切居なかった。
ホテルの選りすぐりの正社員の配膳係が集められていた。
私と玲也はドレスアップして、控室で柊也さんと落ち合った。
「カッコいいぞ。玲也」
「うん。きょうはパパのだいじなパーティーだって、ママ言ったから・・・僕もおしゃれしたんだ」
「そうか…今夜は頼んだぞ…少し年上だけど…お前にまたおともだちができそうだ」
「本当に?」
「名前は確か…駿介君だったかな…仲良くしてやれよ」
「うん」
子供用の燕尾服に蝶ネクタイを結んだ姿の玲也。
パパの柊也さんに褒められ、その上新しい友達に会えると言われ、嬉しそうに笑った。