子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
柊也さんのおかげで、玲也にはどんどんステイタスの高い家庭のご子息やご令嬢のお友達が出来ていく。
私がこのままシンママとして養育していれば、そんな子供たちとはお友達にはなれなかった。
彼のおかげで、玲也の世界も将来の夢もどんどんと大きくなっていく。
もう私には帰る家はない。柊也さんの腕の中に居るしかない。
でも、母の金銭トラブル、幼稚園のママ友との付き合いを通して日々感じるモノがあった。
寿々子さんが私との結婚を反対する意味を理解したのだ。
やはり、私では釣り合わない。
―――私は多分彼の足を引っ張っているだけだと。