子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
「その代わり…大切に育ててくれよ。玲也君、絶対に捨てたら、ダメだよ…」

「絶対に捨てません…吉良CEOの猫です。我が家の家宝として育てます!!」

柊也さんは喜んで、猫を貰った。

「僕がおせわするから・・・いいよね」

「え、あ…まぁ」

最終的にお世話をさせられるのは私だと思うけど。

私は玲也の腕の中で抱っこされる仔猫と目が合った。

「よろしくね…猫ちゃん」

私は仔猫の顎の下を指先でゴロゴロした。

仔猫はキモチ良さそうに眼を細める。
『クレオパトラの愛した猫』か・・・

猫よりも高価な宝石を貰う方が精神的に楽かもしれない。
命あるものを貰い受けるんだから。
責任重大だ・・・








< 74 / 150 >

この作品をシェア

pagetop