子連れシンデレラ(2)～スパダリ社長の独占欲は極上の愛～

パーティーを終え、私達は先に部屋に戻った。
リレーションズオフィサーに就く桜木さんがクレオのトイレと寝床、餌袋を持って部屋を訊ねて来た。

「桜木さん、ありがとう御座います」
「玲也君と猫は？」

「あ…玲也とクレオは先に就寝しました」
「そう…で、何処に置けばいいの？」
「あ・・・そこに置いておいて下さい。後は適当に置き場所を考えます」

「吉良ＣＥＯは親交の証に猫をプレゼントすると噂されていたけど…本当だったんだな」

桜木さんはソファの下にトイレと寝床、餌袋を置いた。

「これだけあればいいと思ってとりあえず持って来たけど…吉良ＣＥＯの部屋にクレオの玩具があるから…後は適当に取りに行って」

「お疲れのなのに…本当に申し訳ありません」

「凛香さんだってお疲れでしょ？後二日あるし…ゆっくり休んで」

互いのカラダを労わり、桜木さんは部屋を出て行った。