子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
挙式日目前に拓郎を失った私。
拓郎と瓜二つの柊也さんに出逢い、恋に落ちて玲也を産んだ。
こうして、柊也さんに再会して、玲也と三人で結婚生活を始めた。
また、愛する人を失うかもしれない漠然とした不安で私の心は押し潰されそうだった。
廊下の隅で泣いていると人影は近づいて来た。
病室を出て行った伊集院先生が私にハンカチを差し出してくれた。
「…あ、ありがとう御座います。自分のハンカチを使います」
とバックからハンカチを取り出し、涙を拭いた。
「すいません…筒見社長がお一人の時に来れば、良かったですね」
「いえ…私の方こそ…まだ・・・検査もしていないのに…キモチが先走ってしまって…」
「キモチは分かりますよ…貴方と結婚してまだ日は浅いですが…お子さんは正真正銘、筒見社長の実子なんですよね…」
「はい…」
「抗がん治療する前に、ご主人は将来的に子を儲ける為に精子凍結を当院で行っております。二人目のお子さんを望むのであれば・・いつでも…産科の不妊外来にご相談下さい」
「あ、はい…」
玲也は一人っ子になると思っていたが、弟か妹を作るコトが出来るかもしれないんだ・・・
拓郎と瓜二つの柊也さんに出逢い、恋に落ちて玲也を産んだ。
こうして、柊也さんに再会して、玲也と三人で結婚生活を始めた。
また、愛する人を失うかもしれない漠然とした不安で私の心は押し潰されそうだった。
廊下の隅で泣いていると人影は近づいて来た。
病室を出て行った伊集院先生が私にハンカチを差し出してくれた。
「…あ、ありがとう御座います。自分のハンカチを使います」
とバックからハンカチを取り出し、涙を拭いた。
「すいません…筒見社長がお一人の時に来れば、良かったですね」
「いえ…私の方こそ…まだ・・・検査もしていないのに…キモチが先走ってしまって…」
「キモチは分かりますよ…貴方と結婚してまだ日は浅いですが…お子さんは正真正銘、筒見社長の実子なんですよね…」
「はい…」
「抗がん治療する前に、ご主人は将来的に子を儲ける為に精子凍結を当院で行っております。二人目のお子さんを望むのであれば・・いつでも…産科の不妊外来にご相談下さい」
「あ、はい…」
玲也は一人っ子になると思っていたが、弟か妹を作るコトが出来るかもしれないんだ・・・