子連れシンデレラ(2)～スパダリ社長の独占欲は極上の愛～

翌日は私も彼の検査に付き添った。

検査着を着た彼がMRI検査で検査室に入っていった。私は外の廊下の待合でスマートフォンを弄りながら終わるのを待った。

「貴方が筒見社長の奥様ですか？」

ブルー系のストライプのネクタイをきっちりと結び、白いYシャツに紺のスラックスは穿き、白衣を羽織った若いドクターが近寄って来た。

「初めまして…不妊外来担当の槇村京弥(ﾏｷﾑﾗｷｮｳﾔ)と言います」
柊也さんと同じぐらい背丈に整ったイケメンの顔立ち。
思わず胸をドキッとさせた。

「え、あ・・・」

私は反射的に立ち上がって頭を下げた。

「初めまして…筒見凛香です…」

伊集院先生は早速不妊外来の医師に引き合わせてくれた。

「御主人は？」

「今、MRI検査に入りました…」

「そうですか…じゃ終わり次第…産婦人科の医局に来て下さい…」

「あ、はい…分かりました…」