子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
弟先生が私達をカンファレンスルームに案内してくれた。
「『ヘブンズホテル』の筒見社長が入院しているコトはカズから訊いていたけど…」
「カズ?」
「あ、伊集院先生。俺、彼と同期なんです」
「・・・じゃ同い年?」
「はい…」
「見えないな…」
「茶髪だし、童顔だから…良く言われます…」
彼が私達にコーヒーを供してくれた。
「ありがとう御座います…」
「これ、問診票です」
「兄弟で産婦人科の医師なのか?」
「父も産婦人科医です…あ…従妹も…後…叔母も…」
「そうなのか…」
「槇村先生…古林さん…九センチまで開いてますよ…」
一人の看護師が彼を呼びに来た。
「今行くよ…待ってて…じゃ俺はお産に行くので…失礼しますね…」
彼は私達を置いて、お産に行ってしまった。
「兄弟で産婦人科医か…まぁ、父親が産科医だから・・・選択できなかったんだな…」
柊也さんは同情したように呟き、コーヒーを啜った。
私は問診票を書き込んで言った。
「えっ?玲也の時って帝王切開だったのか?」
「はい…最後の最後でトラブルがあって…緊急帝王切開になりました」
「じゃお腹の傷は・・・」
「帝王切開の傷痕です」
「盲腸の傷痕だと思っていた…」
「『ヘブンズホテル』の筒見社長が入院しているコトはカズから訊いていたけど…」
「カズ?」
「あ、伊集院先生。俺、彼と同期なんです」
「・・・じゃ同い年?」
「はい…」
「見えないな…」
「茶髪だし、童顔だから…良く言われます…」
彼が私達にコーヒーを供してくれた。
「ありがとう御座います…」
「これ、問診票です」
「兄弟で産婦人科の医師なのか?」
「父も産婦人科医です…あ…従妹も…後…叔母も…」
「そうなのか…」
「槇村先生…古林さん…九センチまで開いてますよ…」
一人の看護師が彼を呼びに来た。
「今行くよ…待ってて…じゃ俺はお産に行くので…失礼しますね…」
彼は私達を置いて、お産に行ってしまった。
「兄弟で産婦人科医か…まぁ、父親が産科医だから・・・選択できなかったんだな…」
柊也さんは同情したように呟き、コーヒーを啜った。
私は問診票を書き込んで言った。
「えっ?玲也の時って帝王切開だったのか?」
「はい…最後の最後でトラブルがあって…緊急帝王切開になりました」
「じゃお腹の傷は・・・」
「帝王切開の傷痕です」
「盲腸の傷痕だと思っていた…」