子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
「そんな上目で見つめられると…反対出来ないじゃないか…凛香」

「柊也…さん!?」

彼は私の腰を抱き、カラダを密着させる。

「…まぁ、君は一旦こうと決めたら、何処までも貫く女性だ…」

彼は私をやんわりと抱き締めた。
愛する人の腕の中に包まれ、至福を感じる。

「分かった…俺が槇村先生に返事しておくよ」
「お願いします」

彼の方が私の熱意に絆される感じで、体外受精を了承した。


――――これは私達にとって最大の試練だった。

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