子連れシンデレラ(2)~スパダリ社長の独占欲は極上の愛~
私達三人が話をしていると誰かがドアをノックした。

「『リバティ』の長谷川です」

「長谷川社長??」

「入っていいぞ…」

柊也さんの一声をドア越しに訊いて、長谷川社長が入って来た。

「失礼します…」

長谷川社長が柊也さんの入院を訊き、お見舞いに訪れた。

「意外と元気そうですね…」

「まぁな…」

「では、俺はこれで帰ります…社長」

「ありがとう…桜木さん…俺は明後日には退院だ…それまでホテルを頼んだぞ」

「ホテルのコトは俺達に任せ、社長はゆっくりと養生してください…」

桜木さんは穏やかな笑みを投げ、病室を出て行った。

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