ズルくてもいいから抱きしめて。
すれ違う2人の恋。
姫乃の場合
あれから、私の心はとても穏やかに過ごしている。
過去と向き合い、改めて前を向いて歩いている。
ドロドロの心が一気に晴れて、毎日が清々しく全てが順調に思える。
尊敬できる大好きな彼と、仕事でもプライベートでも一緒にいられる。
こんな幸せな日々が続いていて大丈夫だろうか?
◇
♪〜〜〜ピピピピピピ〜〜〜♪
「あぁ〜煩い、、、まだ起きたくない、、、あともう少し、、、えっ!?うそ!!もうこんな時間!?あぁ〜〜〜今日は自分家だった!!あぁ〜〜〜どうしよう!!」
私は飛び起きて、慌てて支度をして会社へと向かった。
「はぁ〜〜〜セーフ、、、」
急いだせいで完全に息が上がってしまい、私は自分のデスクに突っ伏した。
「コラッ!何がセーフだよ。どうせ朝飯も食わずに急いできたんだろ。」
樹さんは私のそばに来て、頭をコツンとした。
「だって〜、、、樹さんは近いからゆっくり寝られて良いですね〜」
私はわざと口を尖らせ、フンッと拗ねてみせた。
「お前が遠慮して泊まりに来ないからだろ?俺はいつ来ても良いって言ってあるのに、、、」
樹さんは私に合鍵を渡してくれていて、いつでも泊まって良いと言ってくれている。
でも、今は樹さんの仕事が忙しそうなので少し遠慮していた。
会社で忙しそうにしている姿を見ているので、樹さんの負担にはなりたくなかった。
「そういえば、、、今日だろ?笹山さんの件。」
「そうですよ。今日の15時に写真集の話をしてきます。」
「15時か、、、その時間なら大丈夫そうだから、俺も一緒に行くわ。」
「分かりました。でも、無理はしないでくださいね。」
「おう。」
樹さんは、ガサッとコンビニの袋を私のデスクに置いて、そのまま会議に行った。
あっ、、、
袋の中には、私の好きな菓子パンと温かいココアの缶が入っていた。
私が起きるの苦手だって知ってるから、わざわざ買ってきてくれたんだ。
樹さんの方が忙しくて大変なのに、、、
過去と向き合い、改めて前を向いて歩いている。
ドロドロの心が一気に晴れて、毎日が清々しく全てが順調に思える。
尊敬できる大好きな彼と、仕事でもプライベートでも一緒にいられる。
こんな幸せな日々が続いていて大丈夫だろうか?
◇
♪〜〜〜ピピピピピピ〜〜〜♪
「あぁ〜煩い、、、まだ起きたくない、、、あともう少し、、、えっ!?うそ!!もうこんな時間!?あぁ〜〜〜今日は自分家だった!!あぁ〜〜〜どうしよう!!」
私は飛び起きて、慌てて支度をして会社へと向かった。
「はぁ〜〜〜セーフ、、、」
急いだせいで完全に息が上がってしまい、私は自分のデスクに突っ伏した。
「コラッ!何がセーフだよ。どうせ朝飯も食わずに急いできたんだろ。」
樹さんは私のそばに来て、頭をコツンとした。
「だって〜、、、樹さんは近いからゆっくり寝られて良いですね〜」
私はわざと口を尖らせ、フンッと拗ねてみせた。
「お前が遠慮して泊まりに来ないからだろ?俺はいつ来ても良いって言ってあるのに、、、」
樹さんは私に合鍵を渡してくれていて、いつでも泊まって良いと言ってくれている。
でも、今は樹さんの仕事が忙しそうなので少し遠慮していた。
会社で忙しそうにしている姿を見ているので、樹さんの負担にはなりたくなかった。
「そういえば、、、今日だろ?笹山さんの件。」
「そうですよ。今日の15時に写真集の話をしてきます。」
「15時か、、、その時間なら大丈夫そうだから、俺も一緒に行くわ。」
「分かりました。でも、無理はしないでくださいね。」
「おう。」
樹さんは、ガサッとコンビニの袋を私のデスクに置いて、そのまま会議に行った。
あっ、、、
袋の中には、私の好きな菓子パンと温かいココアの缶が入っていた。
私が起きるの苦手だって知ってるから、わざわざ買ってきてくれたんだ。
樹さんの方が忙しくて大変なのに、、、