ズルくてもいいから抱きしめて。
「もしもし、あのね編集の担当者が決まったの。うん、、、うん、、、うん、、、わかった。じゃあ、一度担当の編集さんと一緒に顔出しに行くね。うん、、、それじゃあまたね。」
私が電話を切ると、後ろからフワッと抱きしめられた。
「あっ、、、電話ごめんね。昼間バタバタして慎二に連絡できなかったから、、、」
樹さん、家で慎二に連絡するの嫌だったかな?
恐る恐る樹さんの方に振り向くと、いきなり喰らうようなキスをされた。
強引に舌が割り入れられ、全てを絡みとられるような熱いキスに、私の頭は何も考えられなくなっていった。
「ちゅっ、、、んっ、、、はっ、、、」
早急に服の中に手が入れられ、素肌に樹さんの手が触れると、私の体はビクッと反応した。
「お前、、、そんな蕩けた顔して俺のこと煽りすぎ、、、」
そう言って、樹さんはいつもよりも激しく私を求めた。
◇
先ほどの余韻を体に残し、私は微睡の中にいた。
樹さんの手が私の頭を優しく撫で、私は薄っすらと目を開けた。
樹さんは上半身を起こして、仕事の資料を読んでいた。
「、、、あれ?、、、こんな時間に仕事?」
「悪い、、、起こしたか?」
「ううん、大丈夫。最近会議続きで体キツくない?」
「いや、俺は大丈夫。俺より編集の橋田の方が大変だろうな。編集は元々忙しいからな。」
「そうだよね。橋田さんは忙しいし、私がしっかりフォローしないといけないね。足引っ張らないようにしないと、、、」
「橋田は、仕事ができる分厳しいところもあるけど、面倒見の良いやつだから、あんまり気張り過ぎるなよ。」
「うん、、、」
樹さんは、橋田さんのことを“ただの同期”ではなく、“仕事ができるやつ”としてきちんと認めているんだな。
私とは違う対等な関係、、、
そんなことを考えていると、胸の辺りがチクッと痛んだ気がしたので、私は考えるのを止めてそっと目を閉じた。
私が電話を切ると、後ろからフワッと抱きしめられた。
「あっ、、、電話ごめんね。昼間バタバタして慎二に連絡できなかったから、、、」
樹さん、家で慎二に連絡するの嫌だったかな?
恐る恐る樹さんの方に振り向くと、いきなり喰らうようなキスをされた。
強引に舌が割り入れられ、全てを絡みとられるような熱いキスに、私の頭は何も考えられなくなっていった。
「ちゅっ、、、んっ、、、はっ、、、」
早急に服の中に手が入れられ、素肌に樹さんの手が触れると、私の体はビクッと反応した。
「お前、、、そんな蕩けた顔して俺のこと煽りすぎ、、、」
そう言って、樹さんはいつもよりも激しく私を求めた。
◇
先ほどの余韻を体に残し、私は微睡の中にいた。
樹さんの手が私の頭を優しく撫で、私は薄っすらと目を開けた。
樹さんは上半身を起こして、仕事の資料を読んでいた。
「、、、あれ?、、、こんな時間に仕事?」
「悪い、、、起こしたか?」
「ううん、大丈夫。最近会議続きで体キツくない?」
「いや、俺は大丈夫。俺より編集の橋田の方が大変だろうな。編集は元々忙しいからな。」
「そうだよね。橋田さんは忙しいし、私がしっかりフォローしないといけないね。足引っ張らないようにしないと、、、」
「橋田は、仕事ができる分厳しいところもあるけど、面倒見の良いやつだから、あんまり気張り過ぎるなよ。」
「うん、、、」
樹さんは、橋田さんのことを“ただの同期”ではなく、“仕事ができるやつ”としてきちんと認めているんだな。
私とは違う対等な関係、、、
そんなことを考えていると、胸の辺りがチクッと痛んだ気がしたので、私は考えるのを止めてそっと目を閉じた。