アクマの果実
「あ、河津さーん!」
秌場と安澄が、私を見かけるとすぐ声をかけてくる。
「河津さん、今日は美味しいお弁当ありがとうございました!」
「いや、朝3人で作ったお弁当だから。」
「でも、河津さんの作ったおかずがとっても美味しかったです。」
「秌場くんの作った卵焼きも美味しかったよ。」
「俺のは?」
「安澄さんのも、きっと美味しかったと思います。」
「人外が作ってもほぼ無味なんだっけ。」
「安澄くん、フルーツ切っただけじゃなかった...?」
「ばれた?
しかもリンゴを切ったんだよな。」
「人間用のですよね。
食べても寿命は伸びませんよ。」
「まあ、形はすごく綺麗だったかな。」
「死神は刃物の技術が卓越していなければいけなくて。
俺はまだまだ修行中だけど。」
「危なっかしい技術だね。」
「まあな。
あ、そういえば言ってなかったけど、明日は仕事で留守にするから。」
「そうなんですか。
せっかく学校お休みなのに大変ですね。」
「まあな。俺まだ来期まで新入り扱いだから。
シーズン入るし忙しくなるよ。」
「シーズンって...。
それあまり良くないってこと...?」
「まあ...。
でも、うちの事務所結構フリーで、慈善活動にもある程度参入してるから。
後処理とか手続きだけでなく、色んなことの予防やケアもしてるんだよ。あまり詳しく言えないけど。」
「なるほど...。
ってことは、明日は私と秌場くん2人?」
「秌場の世話を頑張ってください。」
「お世話になります。」
「え...。」
秌場と安澄が、私を見かけるとすぐ声をかけてくる。
「河津さん、今日は美味しいお弁当ありがとうございました!」
「いや、朝3人で作ったお弁当だから。」
「でも、河津さんの作ったおかずがとっても美味しかったです。」
「秌場くんの作った卵焼きも美味しかったよ。」
「俺のは?」
「安澄さんのも、きっと美味しかったと思います。」
「人外が作ってもほぼ無味なんだっけ。」
「安澄くん、フルーツ切っただけじゃなかった...?」
「ばれた?
しかもリンゴを切ったんだよな。」
「人間用のですよね。
食べても寿命は伸びませんよ。」
「まあ、形はすごく綺麗だったかな。」
「死神は刃物の技術が卓越していなければいけなくて。
俺はまだまだ修行中だけど。」
「危なっかしい技術だね。」
「まあな。
あ、そういえば言ってなかったけど、明日は仕事で留守にするから。」
「そうなんですか。
せっかく学校お休みなのに大変ですね。」
「まあな。俺まだ来期まで新入り扱いだから。
シーズン入るし忙しくなるよ。」
「シーズンって...。
それあまり良くないってこと...?」
「まあ...。
でも、うちの事務所結構フリーで、慈善活動にもある程度参入してるから。
後処理とか手続きだけでなく、色んなことの予防やケアもしてるんだよ。あまり詳しく言えないけど。」
「なるほど...。
ってことは、明日は私と秌場くん2人?」
「秌場の世話を頑張ってください。」
「お世話になります。」
「え...。」