アクマの果実
...。
「おまえ暗くて気持ち悪いんだよ。
こっちくるな。」
...。
「なんで私が河津さんの失敗片付けなきゃいけないんですかー。
こんなにしちゃってもう最悪なんですけど。」
「河津。またおまえグループの皆を困らせたのか。ちゃんと謝りなさい。」
...ごめんなさい。
でも、私はちゃんと...。
私は本当は、悪くないのに。
この人たちが失敗して、片付けてたのは私なのに。
「気持ちは分かるが、そんなこと真に受けちゃダメだ。
父さんも仕事で忙しいんだから、あまり困らせないでくれ。」
「そんなの真面目に気にしすぎるあんたが悪いのよ。
大人になればずる賢い人が得をするの。バカ正直じゃ生きられない世の中なの。少しは学びなさい。」
...。
なんで。
...。
「河津さん。」
秌場くん...?
「河津さんは何も悪くないんです。
あなたは、とても素敵ですよ。」
秌場くん...。
「寂しかったですよね。とても、辛かったって、伝わってきます。
悲しいことは、僕が消してあげますから。
どうか、少しでも楽になってください。」
優しいこえ...。
お腹に、響いてくる...。
「河津さんは、あったかいですね。
大好きです。」
わたしも。
...。
もっとはやく、であっていたかった。
「おまえ暗くて気持ち悪いんだよ。
こっちくるな。」
...。
「なんで私が河津さんの失敗片付けなきゃいけないんですかー。
こんなにしちゃってもう最悪なんですけど。」
「河津。またおまえグループの皆を困らせたのか。ちゃんと謝りなさい。」
...ごめんなさい。
でも、私はちゃんと...。
私は本当は、悪くないのに。
この人たちが失敗して、片付けてたのは私なのに。
「気持ちは分かるが、そんなこと真に受けちゃダメだ。
父さんも仕事で忙しいんだから、あまり困らせないでくれ。」
「そんなの真面目に気にしすぎるあんたが悪いのよ。
大人になればずる賢い人が得をするの。バカ正直じゃ生きられない世の中なの。少しは学びなさい。」
...。
なんで。
...。
「河津さん。」
秌場くん...?
「河津さんは何も悪くないんです。
あなたは、とても素敵ですよ。」
秌場くん...。
「寂しかったですよね。とても、辛かったって、伝わってきます。
悲しいことは、僕が消してあげますから。
どうか、少しでも楽になってください。」
優しいこえ...。
お腹に、響いてくる...。
「河津さんは、あったかいですね。
大好きです。」
わたしも。
...。
もっとはやく、であっていたかった。