アクマの果実
Ⅲ
学校帰りに2人と歩いていると。
「あ、ツカサにアスミーン、
久しぶりー!」
と、駆け寄ってくる小学生くらいの女の子がいた。
これはもしや、人間じゃない?
服装も、なんか真っ黒だけどひらひらのスカートで。
がっつりとゴスロリファッションだもん。
もう夕方なのに日傘さしてるし。
「リテアさん、お久しぶりです。」
「うん!会いたかったよ、ツカサ。」
「ありがとうございます。そちらはお変わりないですか?」
「うん。元気げんき。
でも日本はあついねー。
それにじめじめする。
でもツカサの血が飲みたいにゃ。」
「すみません。僕は人間ではないので、あまり良くないですよ。」
「じゃあ、そこにいる人間のならいいー?」
「ダメです。
僕の大切なお友達ですから。」
「冗談だよ。
でも、ツカサに人間のお友達ができちゃうなんて。私寂しい!」
「リテアさんもお友達ですよ。」
「お友達かー。
将来のパートナーがいいなー。ね、ツカサ、大きくなったら私と結婚しよ?」
「リテアと秌場くんはかなりの歳の差でしょ?」
「そ。だってまだりぃは7歳だもん!
せめて15歳にならないとそういうのはだめってママが言ってた。」
「15歳でも結婚は難しいよ。」
「なんでー?
リテアはツカサが大好きなのに!
そこの人間ならツカサといちゃいちゃしてもいいわけ??」
「あの...私は別に秌場くんたちとはクラスメイトなだけで...。居候ではありますけど。」
「あなた誰?」
「僕の友人の河津結奈さんです。」
「ユナ?
へー、よろしく。」
「河津さん、この方はリテア・テレジアさんです。」
「ヴァンパイアだよー。怖いでしょ?」
「はい、まあ...。」
「大丈夫ですよ河津さん。
リテアさんは僕の血しか欲しがらないそうなので。」
「汚い血はいらないの。ツカサのだけでいい。副作用出るけど。」
「副作用って、どんな...?」
「普段からお日様は苦手だけど、それがすごく強く感じて、いやあー、ってなるの。
だから暗闇で飲めば平気なの。」
「この前、泣くぐらい苦しんでたじゃありませんか。」
「違うもん。泣くほど美味しかったんだもん!」
「あ、ツカサにアスミーン、
久しぶりー!」
と、駆け寄ってくる小学生くらいの女の子がいた。
これはもしや、人間じゃない?
服装も、なんか真っ黒だけどひらひらのスカートで。
がっつりとゴスロリファッションだもん。
もう夕方なのに日傘さしてるし。
「リテアさん、お久しぶりです。」
「うん!会いたかったよ、ツカサ。」
「ありがとうございます。そちらはお変わりないですか?」
「うん。元気げんき。
でも日本はあついねー。
それにじめじめする。
でもツカサの血が飲みたいにゃ。」
「すみません。僕は人間ではないので、あまり良くないですよ。」
「じゃあ、そこにいる人間のならいいー?」
「ダメです。
僕の大切なお友達ですから。」
「冗談だよ。
でも、ツカサに人間のお友達ができちゃうなんて。私寂しい!」
「リテアさんもお友達ですよ。」
「お友達かー。
将来のパートナーがいいなー。ね、ツカサ、大きくなったら私と結婚しよ?」
「リテアと秌場くんはかなりの歳の差でしょ?」
「そ。だってまだりぃは7歳だもん!
せめて15歳にならないとそういうのはだめってママが言ってた。」
「15歳でも結婚は難しいよ。」
「なんでー?
リテアはツカサが大好きなのに!
そこの人間ならツカサといちゃいちゃしてもいいわけ??」
「あの...私は別に秌場くんたちとはクラスメイトなだけで...。居候ではありますけど。」
「あなた誰?」
「僕の友人の河津結奈さんです。」
「ユナ?
へー、よろしく。」
「河津さん、この方はリテア・テレジアさんです。」
「ヴァンパイアだよー。怖いでしょ?」
「はい、まあ...。」
「大丈夫ですよ河津さん。
リテアさんは僕の血しか欲しがらないそうなので。」
「汚い血はいらないの。ツカサのだけでいい。副作用出るけど。」
「副作用って、どんな...?」
「普段からお日様は苦手だけど、それがすごく強く感じて、いやあー、ってなるの。
だから暗闇で飲めば平気なの。」
「この前、泣くぐらい苦しんでたじゃありませんか。」
「違うもん。泣くほど美味しかったんだもん!」