アクマの果実
「はぁ...。
おいしい。」

ランチタイムはいつも幸せそうだ。

スープを作って持っていってあげたらすぐ笑顔だもん。

なんか、女子みたいでかわいい。

「ねえ、秌場くん。」

「はい。」

「放課後、先輩が部員皆で集まるって言ってたよ。」

「学園祭の話...ですかね。」

「たぶん。でも、あんな部活でも学園祭に何かしようってなるんだね。」

「僕は、学園祭というものを経験したことがないので、楽しみです。」

「仲良い人がいれば楽しいよね。
今年もクラスでお店とか出すみたいだし。」

「おいしいもので溢れるイベントですね。」

「もう...。盗み食いする気満々じゃない。

食べものなら私のを分けてあげるから、あんまり勝手につまみ食いしないの。」

「はい、分かっています。」

大丈夫かなぁ。

私よりもおいしいものなんて...。

ない...よね。
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