ずっとそばに 2

翔馬side


翔馬side



俺が帰ってきてから、陽菜は明らかに元気がない。

今日の朝とは全然違う。


学校のことを聞くとあまり聞いてほしくなさそうに身を震わせたから、きっとうまくいってない…



そして、何より気になったのが、少し失敗したくらいで、

ものすごく申しわけなさそうな顔をする。


学校にいったことをきっかけに何かまた、抱えこんでしまったんだろう。



俺に心配かけないようにと、
必死で笑顔を見せてくれても、

陽菜が辛い思いをしていることくらいは簡単に分かるから。





悲しそうに目を澄ませているのに

一生懸命笑顔を作るところを見ると、

どうしても守ってやりたい…


とりあえず………

陽菜の気持ちの面に関しては、陽菜のペースに合わせて、ゆっくりと聞いてあげるとして


学校のこと考えないと…


学校では俺が助けてあげられないから、

陽菜の担任の先生にも相談しよう。


スマホを手にとって、連絡先にある三上、優平という名前をタップした。


陽菜の担任の三上 優平ってやつは、俺が中学生の時からの付き合いがある。


真面目過ぎて面白いことは言わないタイプだけど

思いやりがありとても良いやつで、信頼してるから、陽菜の転校が決まった時にも陽菜のことたくさん話した。



母親からの扱いや、

前の学校でいじめられてたことも………全部


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