ずっとそばに 2


あれから数時間、翔馬からの連絡はなかった。



学校は本当は休みたかったのに…


行ってないことがもし翔馬に知られたら、その時は本気で呆れられてしまうんじゃないかって、考えてしまって行くしかなかった。


でも、授業に集中なんかできなくて、スマホが気になって仕方ない。


『翔馬、朝早くから仕事だったの? 』


朝、家を出る前に送ったメッセージにも返信はなかった




たった半日ほど姿を見てない

冷静に考えればただそれだけのことでこんなライン送ってしまうのはウザイかもしれない。


でも、寂しくて不安で胸が張り裂けそうだったの。


翔馬が私のそばにいてくれなくなるのは

一番恐れていること。



翔馬が私のことなんて嫌いになったら

生きてたって意味がない。


誰からも必要とされなくて苦しいだけだもん。


夜になったらいつものように帰ってきてくれて

抱きしめてくれるよね?


翔馬………






「秋元。次の問題前に出て解いて 」


え……… 私当てられた?


ハッとして一気に授業中だということを思い出して


前を見ると黒板にはよくわからない図形の問題…









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