ずっとそばに 2
「そろそろ、寝よっか? 」
「やだ……… 」
「どうして? もう眠いでしょ? 」
「翔馬ともっとギューするの… 」
胸もとを、ギュっと掴まれた。
視線を交じらせると、
恥ずかしそうに目を反らされたけど、
それがまた可愛いすぎる。
陽菜の手にそっと、自分の手を重ね合わせた。
「ベットの中で抱っこしてあげるなら良い? 」
「翔馬が隣にいるなら何でも良いよ 」
「じゃあ、抱っこするね 」
お姫様抱っこで、陽菜をベットに連れていくと。
ただでさえ、俺の方は理性を保つのに必死なのに
「翔馬、キスしていい? 」
って真っ赤顔をして言う陽菜。
「そんなこと言って、襲われたいのかな? 」
「え…? 襲う? 翔馬優しいから怖くないもん 」
「……… 」
首をかしげながら、余裕そうに言うくらいだから
これは襲うの意味分かってないかもな。