ずっとそばに 2
「今日は寝るよ 」
これ以上可愛い陽菜が目に入ってくると
ブレーキきかなくなるから電気を消して
ギュっと目を瞑る。
「翔馬……… 」
すると、
耳もとに、切なそうに俺の名前を呼ぶ声が入った。
ドキッ、ドキッ、という胸の鼓動で俺に余裕がなくなって
まだ陽菜の質問に答えてなかった。
いくら俺の心臓の音がヤバイとはいえ
それでも、愛している陽菜の気持ちを
無視なんかやっぱりできない。
俺だって陽菜からのキスは何よりも嬉しいし。
「いいよ、俺にキスして? 」
「うん。嫌じゃない? 」
「嫌なわけない。むしろ嬉しすぎて壊れそう 」
スッと息をした瞬間に、控えめに触れられる柔らかい唇
好きな子にこんなことされると、
俺の方が止まらなくなりそう…
もっと陽菜とくっつきたくて、身体全体を抱き寄せて、
陽菜の顔に手を添えた。
そして、陽菜の唇が離されると、
今度は俺から深いキスを………
そしたら、それに応えるように、
陽菜の舌が俺の口に入ってきて絡み合った。