ずっとそばに 2
「本当に大丈夫? 」
「だ、………大丈夫…です 」
私の顔を覗き込む颯太先生に、
声を振り絞って答える。
吐かされるのは絶対嫌だし、話すのも辛いから、今は放っておいて………。
そんなことを心の中で思っても、颯太先生にお腹を少し押されてしまって
どんどん増してくる吐き気……… 。
「………ウッ… 」
「ほらまだ、気持ち悪いでしょ? 吐けそう? 」
「む………り …」
「吐いちゃった方が楽になるんだけどな………」
そう呟きながら、ゴム手袋をはめる颯太先生。
絶対吐かされるパターンだよね………。
体力が奪われ逃げる元気もなかったから、嫌だってその場で首を振るも………
「陽菜ちゃん、ごめんね 」
颯太先生によって口を無理矢理開けらた。
そして、手を入れられ舌を抑えられた途端……
「オェェ……ヒック…ウッ… …ゲホッ…ゲホッ 」
たくさん出してしまった。