今宵、キミが砕け散る


 『んまぁ、あんた達と関わってるとかで女子の嫉妬買いたくないし』


 『いや、普通に過ごしてても買うと思うんだけどな(その容姿なら……)』


 『だからー、余計じゃん?』


 私が必死に説得して、星と真紀以外は学校内の東の溜まり場意外で関わらないことを納得してもらった。


 「やっほ、琴ちゃん」


 佐城が、スマホを持ちながら手を振ってくる。


 「宵、一緒にトランプやろう!」


 明らかにやりかけであろうトランプが机の上に散らばっていた。



< 151 / 324 >

この作品をシェア

pagetop