今宵、キミが砕け散る
「おっと、オヒメサマはこっちですよー」
ガシッと強く手首を捕まれ私の足は止まる。
「や、やだっ!離して!!」
声を荒らげても、その手はガッチリと私の手を掴んだまま離れない。
生暖かい涙が頬を伝って地面に落ちれば小さなシミを作った。
「にしてもこの女まじでやばくなかった?こっち滅茶苦茶ヤられたんだけど」
「でもいい女なんだよなー。ちょっとくらい味見してもいいよな?」
「はっ、トドメさしたの俺なんだけど。まずは俺からだろ?」
「やべぇ。ハメ撮りして俺専用の性奴隷にしてやろうかな」
「最低だなー、お前。でもこういう気が強い女を服従させたり辱めしたりするの楽しいんだよな。泣き顔とかまじで唆る」
怒りとそれを上回る恐怖で下唇を噛む。
「んじゃあ、俺はこっちのオヒメサマでも味わおうかなー」
「やめとけやめとけ。都司恭夜の使用済みの女なんて嫌だろ」
「何言ってんだお前ら。都司恭夜の女犯して、壊れた姿で晒してやるんだよ!」