今宵、キミが砕け散る
窓際の後ろから2番目という、なんとも中途半端な席。
だったら1番後ろが良かった……、と心の内で愚痴る。
どうやら朝から好奇の視線を絶え間なく浴びせられ、ストレスが溜まっているようだ。
段々とうるさくなってくる教室と自分をシャットダウンする様に、机の上にに伏せた。
「ん……」
いつのまにか寝ていたようだ。
重い体を動かして起き上がる。
「ふぁ」
大きな欠伸がでて、咄嗟に口元を押さえた。