今宵、キミが砕け散る
「る、う」
いつもみたいに、眩しい笑顔で。
俺の名前を呼んで。
お門違いなことをいって、それで俺らを笑わせて。
今物凄く、胸が痛くてしょうがないから、抱きしめろよ。
「バカヤロー……」
なんなんだよ。
なんで、こうなるんだよ。
俺を置いていかないって、言ったじゃねぇか。
「バカだよ、アンタ」
俺だって、
「大好きだ」
ずっと前から、もうとっくのとうにあんたら、東を、仲間だと思っているよ。