2番手の俺がキミのヒーローになる物語
教室に入ると椎菜新がニヤニヤしながら俺の方を見ていた。
「なに笑ってんだよ」
「いや、相変わらず仲いいなぁって思ってさ」
「まぁ幼馴染だからな」
「幼馴染ねぇ...」
新とは中学2年生の時に同じクラスになり仲良くなった。俺が奈緒を好きなことも知っているため含みのある言い方をしたのだろう。
「告らないのか?」
何度も言われてきた言葉。そして俺自身何度も告白したいと思っていた。しかし俺の脳裏に浮かんだとある情景が告白することを拒ませた。
何も答えない俺に新は優しく言う。
「まぁ言おうと思った時に言えばいいさ」
「あぁ」
俺は一言だけ答え、青く晴れた空を見上げた。
「なに笑ってんだよ」
「いや、相変わらず仲いいなぁって思ってさ」
「まぁ幼馴染だからな」
「幼馴染ねぇ...」
新とは中学2年生の時に同じクラスになり仲良くなった。俺が奈緒を好きなことも知っているため含みのある言い方をしたのだろう。
「告らないのか?」
何度も言われてきた言葉。そして俺自身何度も告白したいと思っていた。しかし俺の脳裏に浮かんだとある情景が告白することを拒ませた。
何も答えない俺に新は優しく言う。
「まぁ言おうと思った時に言えばいいさ」
「あぁ」
俺は一言だけ答え、青く晴れた空を見上げた。