良子ちゃんと私
ああ、私が喋れたいいのに。

そうであるなら、物知りの私は、良子ちゃんに言ってあげられるだけれど。


生き物の命の尊さ
(彼女は小さな虫を見つけると、私を投げてつぶしてしまうのだ)。

お城の作り方
(水を掛けすぎなのだ)。

私の頭でトンネルを掘らないように
(はげたらかっこ悪いではないか)。

そして。

知らない人にはついていってはいけないのだと
(その女性はお母さんではない。良子ちゃんのお父さんの愛人なのだ。彼女はもう既にお母さんを殺害していて、これから良子ちゃんを殺そうとしているのだ)。
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