シニアトポスト
莉乃、こんにちは。
おはようかもしれないし、こんばんはかもしれないけど、まあいいか。
元気にしていますか。
莉乃のいる世界は暖かいのかな。俺のいるところはまだ寒いけど、きっともう少ししたら暖かくなると思う。
俺は、莉乃がいなくなった世界で今日もなんとか死なずに生きています。
莉乃がいない学校も家もつまらなくて、意味がなくて、生きている意味も失いつつあるのが本音だけど、まあ、今日も頑張って生きてるよ。
あの日、莉乃を一人にしてごめん。俺がもっと早く迎えに行っていれば、君は生きていたかもしれない。
そんな後悔ばかりで、謝りたくてもできなくて、もう会えないっていうことがどれだけ重いことなのかを感じました。
ごめん、本当に、助けてあげられなくてごめんなさい。
本当は今すぐにでも莉乃のところに行きたい。だけど俺は結構臆病でヘタレなところがあるから、自分からいのちを絶つことが怖くてできません。
それにきっと、今俺が死んだら君は怒るだろうから。
だから君のいない世界でも、もう少し頑張って生きていこうと思います。時々どころか毎日君を思い出してしまうのは、俺が莉乃のこと好きすぎるからかもしれないね。
俺はきっとこの先も莉乃のことを毎日思い出しては悲しくなってを繰り返しながら生きていくことになるけど、俺がもし間違った選択をしそうになっていたら、君がいる場所からでいいから、叱ってください。
きっと、莉乃の声なら聞こえる気がするから。
俺は莉乃違って現実主義で、こんなにロマンチックな人間じゃなかったはずなのにこんなこと言ってるのも変な感じだね。
本当はもっともっと話したいことがあるけど、君の世界に国語辞典みたいな手紙が届くのも怖いのでやめておきます。
これから先、俺が正当な理由で死んだときは真っ先に莉乃のところに行くって約束します。だから、それまで待っていてほしい。いつになるかわからないけど、また会えた時にはたくさん話をしよう。
最後に。
俺らしくもないし、こんな届くかもわからない手紙で言うのもどうかと思うけど、言わせてください。
俺を好きになってくれてありがとう。俺の彼女になってくれてありがとう。俺と一緒にいてくれてありがとう。たくさんの思い出をありがとう。
大好きです。これからもずっと、莉乃をわすれない。
橋下 翼(はしした つばさ)