最後の一夜が授けた奇跡
第9章 ~未来への道~
私の退院は律樹が仕事の休みの日にした。
家にいてもまたしばらくは安静な状態が続く。
心配した律樹が医師と相談して、退院する日を決めた。
そんなある日。
ベッドの上のスピーカーから看護師に呼ばれた私。
ナースセンターに誰か来客があるといわれた。
まだ病室から出られない私。
その人が誰だか分からないまま部屋に通してもらうように言った。
その人の名前は『石川睦美』さんというらしい。
名前を聞いても誰だか分からない。
人違いではないかと思った私。
でも相手は私の名前を言っているらしい。
家にいてもまたしばらくは安静な状態が続く。
心配した律樹が医師と相談して、退院する日を決めた。
そんなある日。
ベッドの上のスピーカーから看護師に呼ばれた私。
ナースセンターに誰か来客があるといわれた。
まだ病室から出られない私。
その人が誰だか分からないまま部屋に通してもらうように言った。
その人の名前は『石川睦美』さんというらしい。
名前を聞いても誰だか分からない。
人違いではないかと思った私。
でも相手は私の名前を言っているらしい。