最後の一夜が授けた奇跡
「これでいいかな」
「いいだろ」
「もう、お腹しか見てないでしょ?」
「ばれたか」
穏やかな時間。

これから続く穏やかな時間、毎日のための最後の試練のように思っていた理事長への挨拶。

でも、これは試練の序章であって、まだまだ穏やかな日々は遠いということを、そのあと知る私たち。


少しの緊張と、未来への大きな期待と希望で私たちの胸はいっぱいだった。


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