七色の魔法使い~冬に溶けた涙~
そして、アイビーは片手を出して光のレーザーを放った。それが妖魔に当たって、妖魔は怯む。
その隙に、アイビーは妖魔に近づいて妖魔を斬りつけた。次の瞬間、妖魔は光に包まれて消えていく。
「……すごい……」
「僕たちは、このように魔法で武器を作り出して戦うこともあります。あなた方にも、この魔法を教えますね」
アイビーは、僕らの方を見ると微笑んだ。
僕は自分の部屋にある椅子に座って、手を動かす。今僕は、スケッチブックに絵を描いてるんだ。絵を描くのは、僕の趣味だからね。
あれから1か月が経った。好きな時にフォルトゥナに行って、皆と会って話をしたりアイビーと一緒に妖魔を倒したりしてる。皆僕と同じ高校1年生らしい。
「……」
僕は動かしていた手を止めて、窓から空を見上げた。僕が皆と会った日に見たのと同じ綺麗な青空が、広がってる。
「……そろそろ行こうかな」
そう呟いて、僕は立ち上がった。本棚に近づくと、魔導書を取り出す。
この魔導書は、前に僕が拾った本。あの日、異世界から帰って来る時、この本から飛び出したんだ。
アイビーの話によると、この魔導書でこっちの世界とフォルトゥナを行き来するみたい。
魔導書を開いて呪文を唱えると、本は光を放って空中に浮く。そして、僕の目の前に大きな魔法円が現れた。
その隙に、アイビーは妖魔に近づいて妖魔を斬りつけた。次の瞬間、妖魔は光に包まれて消えていく。
「……すごい……」
「僕たちは、このように魔法で武器を作り出して戦うこともあります。あなた方にも、この魔法を教えますね」
アイビーは、僕らの方を見ると微笑んだ。
僕は自分の部屋にある椅子に座って、手を動かす。今僕は、スケッチブックに絵を描いてるんだ。絵を描くのは、僕の趣味だからね。
あれから1か月が経った。好きな時にフォルトゥナに行って、皆と会って話をしたりアイビーと一緒に妖魔を倒したりしてる。皆僕と同じ高校1年生らしい。
「……」
僕は動かしていた手を止めて、窓から空を見上げた。僕が皆と会った日に見たのと同じ綺麗な青空が、広がってる。
「……そろそろ行こうかな」
そう呟いて、僕は立ち上がった。本棚に近づくと、魔導書を取り出す。
この魔導書は、前に僕が拾った本。あの日、異世界から帰って来る時、この本から飛び出したんだ。
アイビーの話によると、この魔導書でこっちの世界とフォルトゥナを行き来するみたい。
魔導書を開いて呪文を唱えると、本は光を放って空中に浮く。そして、僕の目の前に大きな魔法円が現れた。