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Hades
「...クソっ!!」
無駄な時間を過ごしたことでやけくそになっていた俺は八つ当たり気味に最後の検索ワードを入力した...
"korosu"
「ん?」
検索結果が表示される。
そこには、見慣れたはずの
"該当するユーザーが見つかりませんでした。"
の文字はなかった。
「Hades...?」
ハーデス。ゲームを良くする人であれば馴染み深いかもしれないこの名前。
物騒なIDから、それに見合うユーザー名が表示されていた。
プロフィール画像は黒い背景に盾のようなものが描かれていた。
「はは。いかにも中二病ですっていうアカウントだな。」
バカにしながらも、ユーザーがhitした高揚感と深夜のテンションも相まって俺はこのユーザーを追加してメッセージを送信してみた。
Ryuji> こんばんは。
遊びで送ってみたはいいが、普通なら知らないアカウントからメッセージが来てもスルーするだろうな...
そう思った矢先に、着信音が鳴った。
Hades> こんばんは。失礼ですが、どちら様でしょうか?
嘘だろ?返ってきた...
しかも、思ってたイメージとは裏腹に丁寧な言葉遣い。
意外と年配の人なのかもしれない...
そう思うと急に罪悪感が生まれ、ひとまず謝罪することにした。
Ryuji> すみません。適当なIDで検索して遊んでいたのですが、数時間かけてようやくあなたが見つかり、嬉しくてついメッセージを送ってしまいました。
無駄な時間を過ごしたことでやけくそになっていた俺は八つ当たり気味に最後の検索ワードを入力した...
"korosu"
「ん?」
検索結果が表示される。
そこには、見慣れたはずの
"該当するユーザーが見つかりませんでした。"
の文字はなかった。
「Hades...?」
ハーデス。ゲームを良くする人であれば馴染み深いかもしれないこの名前。
物騒なIDから、それに見合うユーザー名が表示されていた。
プロフィール画像は黒い背景に盾のようなものが描かれていた。
「はは。いかにも中二病ですっていうアカウントだな。」
バカにしながらも、ユーザーがhitした高揚感と深夜のテンションも相まって俺はこのユーザーを追加してメッセージを送信してみた。
Ryuji> こんばんは。
遊びで送ってみたはいいが、普通なら知らないアカウントからメッセージが来てもスルーするだろうな...
そう思った矢先に、着信音が鳴った。
Hades> こんばんは。失礼ですが、どちら様でしょうか?
嘘だろ?返ってきた...
しかも、思ってたイメージとは裏腹に丁寧な言葉遣い。
意外と年配の人なのかもしれない...
そう思うと急に罪悪感が生まれ、ひとまず謝罪することにした。
Ryuji> すみません。適当なIDで検索して遊んでいたのですが、数時間かけてようやくあなたが見つかり、嬉しくてついメッセージを送ってしまいました。