太陽のように明るい君に。



男らしく低い、私の好きな人の声が聞こえた

声の方を振り向くと、暁くんと山本くんが立っていて、制服を着ているから、部活帰りなのだろう


「え、え...?」


なんで暁くんがいるの...?と、雪のほうを見ると、何故か満足そうに微笑んでいた
雪、知ってたの...?と雪に視線を向け続けていると、それに気付いた雪は


「さっき暁から連絡があって」


そう言った


なるほど..だから雪は知ってたんだ

パタパタと駆け寄ってきた暁くんたちを見上げると、何故か暁くんはボ、と頬を赤くして


そっぽを向いてしまった



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