太陽のように明るい君に。




ショッピングモールで海羅と廣田さんと合流した俺たちは、4人で高校生の財布にも優しいサイゼ〇リアに来ていた


注文はし終えて、俺の前に座る海羅をちらりと見ると、

うん、やっぱり可愛い


眉らへんで揃えられた前髪に、ぱっちり二重の大きな目、少し化粧もしてるようで、唇はぷるぷるしてピンク色に色付けられていた


本当...なんでこの子はこんなに可愛いんだ...


すると、ツン、と隣から指でつつかれ、翔の方を見ると


「お前、見すぎ」

と、面白そうにケラケラと笑ってそう言った

「まぁ、本人は気付いてないみたいだけど」と。
海羅は、多分...いや絶対鈍い

自分が可愛いことも気付いてないだろうし、俺が見つめても全く気付かない



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