太陽のように明るい君に。



山本くんはそう言って、ちらりと、私の姿を視界に写した

山本くんの言う通り、私の学校での見た目はお世辞でも可愛いとは言えない地味な姿


髪は少し色素の薄い茶色だけど、前髪で顔は隠れていて、分厚い黒縁メガネ、メイクだってしていない


それなのに、何故昨日少し話したばかりの私に暁くんはそんなことを───?


「と、友達になってくれないか?」


もう一度、そう言った暁くんは、恥ずかしげに頬をポリポリと掻きながら。
そんな彼の隣で「ついでに俺も!」と山本くんも言い出して



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