太陽のように明るい君に。



「やっ...それは...」


私は首を横に振るが、「大丈夫だよ、俺いるし」と優しく笑う暁くんに、何故か安心してしまい、小さく頷いた


「翔!浮き輪持ってて!」


暁くんは少し離れた山本くんにそう叫ぶと、すぽん、と私から浮き輪を取り、山本くんのほうへと投げた


「ひゃ、っ...足っ...」


既に私の身長では足が届かないところにいて、どんどん沈んでいく身体に恐怖を覚えた

その時


グイ、


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