太陽のように明るい君に。



と。鈍い音がコートに響いた


「あっ...!」


私は声を上げ、コートを凝視した

暁くんが、相手チームの敵と触れ合い、転んでしまったのだ

でも、そのお陰でフリースローを得ることが出来た


点差は81-82

残り時間はたったの30秒


このフリースローを2本とも入れれば、勝てるかもしれない...と、胸に置いてある手をぎゅっ、と握り締める



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