太陽のように明るい君に。



聞き覚えのある、どこか懐かしい

そんな声が聞こえて振り返る



「さ、おり...」


声の主を見れば、彼女も驚いたように目を大きく見開いていて

白地にピンク色の薔薇の浴衣を着て、ショートカットの黒髪に同じピンク色の薔薇の髪飾りをつけている彼女────沙織(さおり)


「久しぶり、だね...」


「う、ん...」



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