太陽のように明るい君に。



だって、出来ない身体なんだもん

私がそう言うと、ギュ、と暁くんは強く私を抱きしめた


「暁、くん...?」


「海羅は、どうせ、あの時泣かなかったんだろ」


暁くんは、凄い
まだあの時、私たちは出会っていなかったのに、なんでそんなことまで分かるんだろう



「だから、泣いていい
俺が全部受け止めるから


大丈夫」


『大丈夫』

それはいつか私が暁くんに言った言葉で

本当は、





私が1番言われたかった言葉



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