太陽のように明るい君に。



不意に掛けられた声に顔を上げると、そこには同じクラスの白石 優奈(しらいし ゆうな)さん

彼女は毎日クルクルと器用に巻かれた髪にバッチリのメイク

少し派手な見た目で、周りにいる人達もそんな感じだから、クラスから少し浮いた存在だった



「え、と」


どうしよう、と困った私に「良いから」と言い、白石さんは私の腕を引いて教室を出て行く


連れてこられたのは1つの空き教室で


「ねぇ、なんであんたが太陽と仲良くしてんの?」



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