太陽のように明るい君に。



「浅野さん、おはよう!」

「浅野さんおはよ」


そう言って、私の隣、斜め前の席に座った暁くんたちは、微かに額に汗が滲んでいて、キラキラした笑顔を浮かべていた

今日はバスケ部朝練があったんだな、と思って


「おはよう、朝練お疲れ様」


と返し、私は小さく笑い返した。


昨日あんなことを言われたのにも関わらず暁くんたちと会話をしている私を見て、更に白石さんたちからの視線を感じたけれど、それを気にしない素振りをして

スクールバッグから取り出した本を読み始めた



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