太陽のように明るい君に。

海羅side




私へのいじめが始まってから1週間が経って、日に日にそれはエスカレートしていった


上履きは初日のあれから、毎日持ち帰るようにしていて無事だけど、教科書は落書きされて、毎朝机の中には悪口の書かれた紙切れ


この前は体操服が無くなっていた


トイレに行けば陰口を言われて、その度に雪は私を助けてくれていた
雪はクラスの友達が居るはずなのに、休み時間の度に私に会いに来てくれる


いじめがエスカレートしていても、私は暁くんたちと関わるのを辞めなかった



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