太陽のように明るい君に。



「ごめん、職員室に用あったの忘れちゃってた」


雪や暁くん、山本くんにそう言うと、3人は「え?」と言った顔を浮かべてこっちを見ていた


「ちょっと待ってて、直ぐに戻るから」

背中に紙入れを隠し、小さく笑ってそう言い、来た道を戻ることにした



少し歩いて、空き教室の前に立ち、小さく深呼吸をして目の前にある扉を開けた


ガラ


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