太陽のように明るい君に。
頬は痛い
白石さんたちに言われた言葉も、辛い
でもそれ以上に
3人が助けに来てくれたことが嬉しくて、ポロポロと大粒の涙が流れた
「た、太陽が悪いのよ...!
こんな地味で勉強しか取り柄がない奴に構うから...!」
暁くんに怒鳴られたのにも関わらず、まだ白石さんはそんなことを言い出して、私の前に立つ暁くんは拳を握り締めていた
「悪いけど
俺白石みたいな女、1番嫌いだから」
淡々と、低い声でそう言った暁くんの言葉に、白石さんがヒュ、と息を飲む音が聞こえた気がした
「っ...も、もう良いわよ...っ」
白石さんは涙声のまま、パタパタと逃げるように空き教室を出て行って、それを追うように2人の女子生徒も走り去っていった