太陽のように明るい君に。
海羅side
「浅野さん!
私夏実(なつみ)!
夏実って呼んで!改めてよろしくね!」
「あたしは悠里(ゆうり)だよ!」
放課後になって、雪を呼びに行って教室に戻ったら、最初に「参加したい」と言ってくれた2人の女子生徒がそう言ってきた
「うん、よろしくね
海羅で良いよ」
夏実ちゃん、悠里ちゃん、と呼ぶと、2人ははにかんだように笑ってくれた
「海羅、ほら始めるわよ」
教室に入ってきた雪はそう言って、教科書を広げ始めた
それから、勉強会がスタートしたのだった