太陽のように明るい君に。



─────次の日


全然寝られなかった...

昨日、あの後翔と部活に出て、部活中も常に上の空で

帰ってからも課題にも手を付けられず、脳裏から浅野さんの素顔が離れなくて、なかなか寝付けなかった


「太陽、眠そうだな」


そう言ってくる翔も隣で大きな欠伸を洩らしていて、まぁこいつは遅くまでゲームか何かしていたんだろう、と。


「何か、色々考えてて」



そう言うと「お?恋の悩みか!?」と翔は興奮気味に俺に詰め寄り、それを押しのけて「違う」と短く返した


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