君中毒-Another Stories-



重い沈黙を破ったのは、佐野くんの声。



「…もう、近付かねぇ。それでいーんだろ?」



そして、そのままスタスタと去って行く後ろ姿。



……何、今の顔。


傷付いた、って表情して…



どうせ、私のことなんかからかってるくせに…


私が悪いみたいじゃん。



佐野くんのバカ……





―…佐野くんは、やっぱりまた逃げて行った。



そして、その後。


佐野くんと喋ることも無く、飼育係も智広に変わった。



その智広が初めての彼氏になる訳だけど……


この時の私は、智広の佐野くん以上に最低な男だということをまだ知らない。








★暗め、意味不明で本当にごめんなさいm(__)m



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