幸せアプリ
1、幸せアプリの始まり

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最近のクラスは賑やかだ。

1年の時はそうじゃなかった。

17歳の高二。
オシャレしたいしだからって学業に専念しなきゃだし、バカだから

学業捨ててアルバイトとか、絶対無理。

「頭良くなりたい、お金欲しいよ」



自分の口から出た言葉は、思いのほか周りに聞こえていた。


「なになに、どうした?
今更頭良くなりたいとか、リサ珍しいじゃない?」


クルクル巻き髪、ツヤツヤの肌。

絶対髪の毛はエクステ。
こないだまでショートだったアミ。

いきなり変貌した友人に、まさか、怪しい仕事やってないよね、なんて聞けないし!


「頭良くなれば、補習とかないからアルバイト出来るじゃん。
アミみたいにオシャレしたいの!」


とりあえず不安をこぼしてみた。


そしたらアミが、サッ、と取り出したのは"スマホ"。





「このスマホのおかげだけど?
つーか、幸せアプリのおかげかなっ」





そう、笑っていたアミ。


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