幸せアプリ

死者の呪い。

「フリでもしてれば、女が出てきてアプリを削除してくれて終わり。
簡単なゲームだっ」




あ。。






私の気持ちが冷めて行く。




なんで大河のこと好きだったのか、って冷めていく。




私はスっ、と大河から離れたーーーー。






「ねー大河。
大河はなんてアプリにお願いしたの?」





私が離れた事も
冷めた瞳を向けている事も

大河はーーーー気づいて居ない。



「あー、俺サッカーしてるじゃん?
だけどーーアイツにはいつも勝てない。
だから"蓮池潤の足を使えなくさして"ってお願いーーーーーーーーーー」スパッ。。








あ、、ほら大河。






何かが、スパッと切られた音。




「あ、あれ?
なんで、みんな俺を見下ろしてんの?」



いや、喋るのは奇跡だと願いたい。




だってさ。






足どころかーーーーーーーー。












「ーーーー大河。



身体、バラバラになっちゃったね。
だけどさ、大河が悪いんだよ。
フリなんてーー、人を蹴落としていい幸せは無いんだから。


だけどね、大河。

私は大河が大好きだった」



私はバラバラになった唯一、まともな顔にーーーー唇に、キスを落とした。





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