小動物な後輩君の愛が深すぎる
「……とりあえず、休憩終わったらプリントやって、読む本とテーマを今日中に決めて」
「はーい……」
か細い返事が聞こえ、お菓子がそーっとテーブルに置かれた。
頑張れ隼くん。きっとできるよ。
「なぁ清花、中学の友達から聞いたんだけど、お祭りで男子と一緒にいたらしいじゃん」
「「え」」
お菓子をポリポリ食べながら隼くんが口を開いた。
同時に声を上げた清花さんと顔を合わせる。
「『友達と行くから』って断られて、綿原さんと行くのかと思ってたら……まさかの男子って。いつの間に彼氏作ったの?」
「違うよ、友達だよ」
「ふーん、小学校時代の友達とか?」
ヤバい、腕組んでたから勘違いされてる。
俺だってことは知らなそうだけど……正直に答えたほうがいいのか? 隼くんちょっとやきもち妬いてるっぽいし。
でも、「今、隼くんの目の前にいるよ」なんて言えねぇ。どうしよう……。
「それは……ちょっと言えない」
「なんだよ、秘密主義かよ。なぁ透瑠」
「えっ」
もー! なんで俺に振ってくるんだよー!
ダメだ、清花さんの顔見れねぇ。ヤバい、顔も熱くなってきた。
「はーい……」
か細い返事が聞こえ、お菓子がそーっとテーブルに置かれた。
頑張れ隼くん。きっとできるよ。
「なぁ清花、中学の友達から聞いたんだけど、お祭りで男子と一緒にいたらしいじゃん」
「「え」」
お菓子をポリポリ食べながら隼くんが口を開いた。
同時に声を上げた清花さんと顔を合わせる。
「『友達と行くから』って断られて、綿原さんと行くのかと思ってたら……まさかの男子って。いつの間に彼氏作ったの?」
「違うよ、友達だよ」
「ふーん、小学校時代の友達とか?」
ヤバい、腕組んでたから勘違いされてる。
俺だってことは知らなそうだけど……正直に答えたほうがいいのか? 隼くんちょっとやきもち妬いてるっぽいし。
でも、「今、隼くんの目の前にいるよ」なんて言えねぇ。どうしよう……。
「それは……ちょっと言えない」
「なんだよ、秘密主義かよ。なぁ透瑠」
「えっ」
もー! なんで俺に振ってくるんだよー!
ダメだ、清花さんの顔見れねぇ。ヤバい、顔も熱くなってきた。